竹本未來のお気に入りの歌一覧
紫苑
リスカてふことばすらなきひと夏にはしかのごとく手首切る子ら
7
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詩月恵
泣き出した窓を眺める冬の朝泣きたい時は泣いていいんだ
8
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紫苑
なまくらに折り合いをつけうた詠めば己が身を削ぐ傷の錆びつく
17
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ゆら
わたしの命は若くて安い安心してよねるらるらふらひ
3
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さる
わが庭の 柊の花 可憐なり 寒さに耐へて 冬を飾りぬ
4
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山本克夫
広義では空の悲しみ狭義ではわたくしの悲しみまよなかの雨
13
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たんぽぽすずめ。
沢山の坂が待ってる道だよと他人に学び我も歩まむ
5
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只野ハル
高速度撮影のグラスの破片がエンドレスで私に刺さる
4
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きりあ
眼で見えぬものは心で見るがよい妖精王の御教え胸に
9
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きりあ
悲しみは悲しみとしての色を持ち今朝の青空 シアンの風
9
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都季
遥かなる痛みは流れ星となりただいま空を横切りました
13
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キタハラ
悲しみの器に落ちた一滴の愛がもうすぐ花を咲かせる
16
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螢子
水仙はフェンスの網目越えて咲くビルの窓より顔出すように
11
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まるたまる
胸焼けの原因は酸化した恋せめて美しく詠みたいものを
15
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浅草大将
諸人がやがて負うべきとがの木に鬼火を灯す静かな聖夜
17
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じゆん
感情は殺しまくっても生き返るゾンビみたいに不死身であった
16
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ほたる
恋人の眠りの中に入り込み大丈夫だよと言ってあげたい
9
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のびのび
週末の発熱で知る孤独への耐性が要る恋をしてると
8
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詩月恵
冬銀河 迷子になった好きたちが見つけてほしいと瞬いている
23
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キタハラ
僕のものにならなくていい 手の届く範囲でずっとほほ笑んでいて
11
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