喜のお気に入りの歌一覧
野々花
すっかりと過保護になった鉢植えを窓辺に並べ花殻を摘む
12
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ゆりこ
誰しもに来る朝来ぬと告げている入る満月を見てみようか
9
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詠み人知らず
仕合わせは他人と比較し色褪せる 僕は美味しい 目刺しでいいよ
12
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詠み人知らず
様々な色が都会に滲むから 明日は眼鏡を 新調しよう
17
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詠み人知らず
慇懃が無礼にならぬ一線を 越えることなき 旅館の女将
14
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詠み人知らず
「いい人」の仮面が癒着したもので 仕方ないから いい人になる
16
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灰色猫
自分とは 何者なのか 問いながら 絵筆走らせ 描く自画像
25
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詠み人知らず
ご贔屓にして下さいねと背に触れる 小料理「京子」女将は「ひとみ」
14
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珠海
漁火の一つひとつが命の火無事の帰りを待つ人がおり
21
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まぽりん
木の実にも時雨ふるらむ育みし柞の森のかれぬる秋は
36
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りゅう たいせい
お盆だが 方向音痴の あなたには 分かるだろうか うちの迎え火
8
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林林
友からのかなしき知らせに言葉無くただ側にいて肩を抱きつつ
18
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恣翁
重過ぎて 詠むも憚る 歌心 今は黙して 溢るるを待つ
91
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たんぽぽすずめ。
後悔を航海として受け取れば心は求む穏やかな海
27
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矢車菊
五七五七七、けふもあなたへのあふれる気持ち整えながら
8
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矢車菊
顔のないうたびとたちの心へと千の言の葉しずかに積もれ
22
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矢車菊
この胸を傷つけぬような方法で本当のことを言って下さい
19
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矢車菊
サイフォンの底から泡が湧き出してぼくのかわりに泣き続けてた
19
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矢車菊
失ったものを追うより得たものを大切にしてゆかねばわれは
21
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矢車菊
それがまたどんなに切ない別れでもきみに出逢えたすべてに謝意を
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