うめ のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
こんな日は使い古しの小春日は 一人しらけて 真冬日を待つ
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林林
生きているそのこと自体奇跡だと思える朝の鳥のさえずり
21
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へし切
小春日の長閑けし午後のひざ枕 夢の名残りの温もり哀し
23
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珠海
海の底へと沈むよう抱かれて眠りに落ちる君の寝息と
18
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喜
みみもとに ひびく日本語 そのしらべ うつくしいねと その人言ひし
13
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あふひ*・○・*
ふたりしてぶらぶら歩いた並木道また行きたくて行きたくなくて
11
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野々花
月明かり眩しき夜は窓辺にて木々の影絵を暫し楽しむ
17
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白黎
遥か昔、数字のなかったころならば言いたいことも数えなくていい
6
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恣翁
軒下に垂れたる 白き暖簾より洩るる灯ぞ 糸雨照らしける
16
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へし切
すぎ来にしむそじの春の夢のあと めぐる思い出 恋ひそめしころ
25
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林林
あの人が今日遠くへと旅立ちます 空よ 星よ お守りください
30
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水海はるこ
指先ですべてを済ます人たちがうつむく車内で前を向く人
5
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舞
木漏れ日の揺れて朽ちゆく落ち葉らに埋まる小径の静寂の秋
17
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詠み人知らず
天秤に 乗せてはかりし 悲しみを見比べている 口をつぐんで
8
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ながさき
人として 生まれることは 稀なこと 仏典は説く 「爪上の砂」
19
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野々花
色褪せた小菊を燃やし泣きそうな空へと送る弔いみたいに
19
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詠み人知らず
幾千の星の言葉の輝るとき石の思いもめぐる廻転
4
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芳立
春の雨しづかに降れよ去る人を思ふよすがに香をだに残せ
26
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へし切
やはらかな冬のはじめの木漏れ日は淋しきひとに少しやさしい
28
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たけくらべ
儚くも乙女のやうにうつりゆく秋紫陽花の色ぞせつなや
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