都忘れのお気に入りの歌一覧
南美帆
寝入る子の汗に濡れたる前髪をかきあげた手に頬を寄せられ
22
もっと見る
本能寺
秋の暮れ きみがとなりにいないこと 今さら気づく 広い助手席
18
もっと見る
詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
もっと見る
野々花
何もない・・・・だから幸せなのかもね風が優しい暖かな午後
14
もっと見る
大さん
君の頬 冷たさで知る待ち時間 言葉にせずに熱い口づけ
20
もっと見る
珠海
朝を連れ始発電車がガタンゴトンぼんやり明るいカーテンの向こう
8
もっと見る
舞
夕暮れに茜雲ゆく秋なれば恋ひと繋ぐ羨もしそのゆび
13
もっと見る
林林
上り坂傾斜五十度ただ続く 死にそう と言う 死なないために
13
もっと見る
詠み人知らず
吐き掛ける負の感情の二乗分 戻って来ます 磁力によって
17
もっと見る
南美帆
十六夜の月が二人を照らす庭言葉なくとも心連ねて
11
もっと見る
野々花
まだ光る明けの明星眺めつつ散歩途中の挨拶に悩む
10
もっと見る
大さん
図書室の二番目の窓持ち上げて 忍び込んでた十五の夜明け
15
もっと見る
コーヤ
野道にてススキが揺れるその陰で野菊の花の笑み見え隠れ
16
もっと見る
桐生賄
冬が来る 君らは眠りに就く頃か か細い虫の声 聞き納め
14
もっと見る
灰色猫
春風を 小瓶に詰めて 贈ります 涙の夜に 開けてください
67
もっと見る
夕夏
ぐーぐるのすとりーとびゅーいずれあなたにあえるかもしれぬまちかど
4
もっと見る
本能寺
北山を降りる夜風に冷えた手を にぎりなおせば心に灯り
16
もっと見る
みん
そんな表情初めて見ます、ずるいです。ドキドキしちゃう吾がいるのです。
9
もっと見る
東大寺
湖は 秋に染まりて 旅人の 心知らずや 恋の傷跡
7
もっと見る
雪柊
「要らない」と言われるまでは働くと背筋を伸ばし 梨を剥く母
19
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
>>