珠海のお気に入りの歌一覧
矢車菊
眠れない 君が帰って来るまでは本を開いて待ってしまうよ
11
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うめ
あの月は実は窓だと酔った君 そうだ、ここから逃げ出そうかと
4
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矢車菊
「またいつか」と言って別れた さよならはそのあとそっと呟いてみた
12
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矢車菊
きみだけにこのうたそっと届けたいガラスのペンで書いた恋文
13
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たけのたけのこ
日が暮れて誰それの影が伸びれども踏まじ踏まれじとビル陰歩く吾
3
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もり
あのひとの時間はいつも五分だけわたしの後を遅れて刻む
8
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野々花
帰り来る夫の身体を温めるココアのお湯をポコポコ沸かす
23
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さゆ
遅刻しそう走れば雨がぱらぱらとあの人の愛が恋しくなった
4
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舞
北国の君住む街にひと色の雪降り初める音も寂しく
17
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ゆりこ
「好きなんだ濡れたアスファルトの匂いが」解らないまま面影となる
9
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あふひ*・○・*
ふたりしてぶらぶら歩いた並木道また行きたくて行きたくなくて
11
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笹原八
雨音は緞帳として傘の中ひとりのもとへ声を届かせ
2
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笹原八
この辻で君と分かれた瞬間を境にすべて後書きになる
2
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詠み人知らず
ノンアルの酔ったふりした言い訳よ 冬の花火よも一度あがれ
2
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野々花
言葉など交わさなくても伝わりし背中合わせの優しさもある
15
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糸井 紫
君からの サヨナラ告げた スペアキー 今日、新しい 服を着る
2
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らぷみ
創作は祈りに少し似てしまう あなたに、空に、世界に、捧ぐ
6
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野々花
淋しさに潰されそうな夜だから部屋の灯りは消さずに眠る
14
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ゆりこ
譲り受け愛でるカップは幼き日 憧れ眺めた茶棚の異国
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成瀬山水
貝殻のピアスを捨てて無防備な自分を晒す 触れ合うために
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