珠海のお気に入りの歌一覧
舞
木枯しのおどろおどろに吹く夜は妻と炬燵でみかん食むなり
17
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たけくらべ
手に入れしものより失せしもの想ふ人の業とは恐ろしきかな
11
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うめ
しろたえの雲に漂う夢の裾とらえられずに立ち尽くす朝
9
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たそがれ
グラスには小さくなりゆく氷5個 存在意義を果たせないまま
4
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只野ハル
ただ寒く夜更けてひとり寒いねと独り言する寒い寝床で
14
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もり
夕暮れと夜の間が近過ぎてプリッツの端ポキポキと折る
6
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わたこ
散歩道 茂るもみじを 見上げれば色づく秋の プラネタリウム
5
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緑里
切り取って見下ろした街の星屑に似た幸せのシナプス回路
4
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うめ
指先が冷たいからと手を出せば両手で頬を覆ってきたよね
4
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只野ハル
キーを打ち書いては消した言の葉の散りも積りもせず忘れられ
12
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千読
ボールペン君の気配が残るのはペン先に凝るインキのせいさ
3
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白黎
この星で結ばれぬならば火星まで歩いていって宇宙に還ろう
5
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黒兎☆
自慢げに見せる指輪のその陰で泣いてる君を僕は知ってる
2
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前田沙耶子
宇宙にて父の遺骨をばら撒いて銀河鉄道の始発を待った
7
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裕二
どちらから刈り取るべきか計りかねひとつまたひとつ「Re」は育ちをり
5
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まつり
閉じ込めたノスタルジック 雨の日のメリーゴーラウンドはさみしい
4
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水海はるこ
願わくは二度寝に入る瞬間の一面真っ白な幸福を
5
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舞
うつむいて肩に流れる黒髪へ落つひと片の雪の彩り
24
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まほろ
紺色のダッフルコートのポッケから一年前の書店のレシート
5
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緑里
旅人の足音さえも刻むような白銀のなか佇むふたり
4
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