珠海のお気に入りの歌一覧
神田央子
海の上月が映つて手のひらで掬つてみたら時がこぼれた
9
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ゆりこ
どうしても君が私を呼ぶのなら音より速く雷となる
46
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詠み人知らず
揺れながら器用に目藥さす女潤んだ眼から一筋の流星
4
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詠み人知らず
無精髭皺あるスーツを見つけてはズボラな俺は勇気づけられている
4
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美津村
僕にはどうでもいい事だよと言ひ捨てて電話切りたし切る勇気なし
3
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西村 由佳里
まどろみの直後に書いた「遭う」の字の線が重なる寝ぼけたように
6
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詠み人知らず
今は無き君に繋がる群青の涙の記憶 星一つ終つ
9
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水海はるこ
微笑んでいる振り袖の紅の君にぼた雪ぼた雪ぼた雪
6
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風船人
くちづけの邪魔になるのと言う君の眼鏡を外しダッシュボードに置く
8
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風船人
この涙欠伸のせいと独り言振られたことは袖に隠して
8
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桃湖
ふりそそぐ 雪に重ねる 会いたいを 小さく優しく 積もってしまえ
6
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なつを
しみじみと差しつ差されつ雪見酒 雪は積もれど心は解ける
15
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詠み人知らず
君のその黒いマフラー舞うだけの寂しい冬のベランダの風
5
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ももンが
色のない 街のこがらし 乾かせた鼻には甘い 枇杷の花の香
4
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詠み人知らず
二十億ひとの鼓動の限界を 君は余裕で 通過してくれ
16
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雪柊
寒空に再び別れの声聞きて信は何処へ絆何処へ
13
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野々花
幾度も季節は巡りまた冬が冷めた心に雪を降らせる
10
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わたこ
途中下車 できることなど ないままに君住む町を ただ通過する
8
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詠み人知らず
夕焼けの 茜の雲に君の顔 風に運ばれあだなくきえる
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詠み人知らず
影として力強さに欠けるから 夜の扉が ぼやけてしまう
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