カラキタのお気に入りの歌一覧
蕗子
病臥して想う秋の野その上に蒼く瞬く目の裏の星
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大さん
ひとりの夜 優しい風が吹いたから 両手広げた 飛べやしないのに
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千映
太ももの痩せた気のするこのごろに体重なぜか増えてるなんて
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矢車菊
その髪がふわりやさしく香るたびあなたは透けて消えゆくみたい
13
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ハル
片道で千円だよと言うけれど会いに行くのは決まって僕だ
14
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大さん
君のこと考えないよう考えるトートーロジーに耽ていく夜
11
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古時計
旅立ちの車窓に流れる山々を過ぎたる時と重ねつつ見る
11
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たけくらべ
愛犬の 老ゐたる樣の あはれなり 晴れたる今朝も 散歩せがまじ
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桐生賄
目が覚めて 窓の外見て 唖然とす 風のいたずら 落ち葉の絨毯
14
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富鴨
遠き日の空は綺麗に澄んでゐた 今は見えずに眼鏡をかけた
17
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千映
老姉妹玄関に咲くブタクサのわかっていても抜けぬ老いかな
13
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片井俊二
まだ青きままに落ちゆく一片は夏のきらめき消えないままに
7
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本能寺
ここかしこ 京都の街は人の波 サーフボードを借りればよかった
13
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コーヤ
風強き昨夜ころげた団栗は落ち葉の上で背比べをして
11
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へし切
君があたり思ふこころの夢通ふ夜は明くるとも覚めざらましを
14
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まぽりん
ゆるゆると己がままに歩みませ杖もてはげむ足ひくわが背
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林林
再会の友 人混みに見失い またねも云えず 落ち葉がひらり
13
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舞
この旅が終わる日がきて傍らの君と眺めるどんな景色か
8
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野々花
逆さまに珈琲飲み干す青年の胡桃のような喉に見とれる
13
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秋日好
ぽっかりと空の真中の熱気球心に揚がる何かがあれば
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