ことぶきのお気に入りの歌一覧
コーヤ
夏空の破片集めて紡ぐ道残照の中に百日紅燃ゆ
21
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へし切
黄泉の国 帰る定めの君なれど 別れは淋し盆の送り火
34
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林林
目を細め孫三人の手遊びを眺める父に秋めく日差し
20
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麻
捨て難き昔の文を紐解けばあざやかなりし夏の押し花
28
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桐生賄
弟よ 迷子にならず 帰ったか 明日は皆で 会いに行くから
22
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リクシアナ
傘ひとつ寄り添う肩の夕まぐれ終わりの百合に雨あたたかき
28
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ながさき
臨終に 千の仏が 来迎し 手を取り背に負い 常寂光へ
22
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リクシアナ
麦わらの編み目に漏れる日のひかり避暑地の恋が翳おとす頬
23
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恣翁
目に沁むる汗に 喘げる息さへも 舌に辛くて 赤く燃えたり
21
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リクシアナ
二尺玉すくうが如く柄杓星みじかい夏をおくる轟き
23
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林林
夕立の憂いも晴れて縁側に梅を干しつつ蝉の声聞く
24
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リクシアナ
雨曇り憂うつの映る鏡台でチークをぼかしジリオラを聴く
17
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清泉幸春
ほのぼのと弥彦の峰ぞかすむなれ柳枝垂るる小堤の方
5
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リクシアナ
名も知らぬただ柔らかな若草に花を求めず今は愛しく
28
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へし切
待ちのぞむ花のさかりはかりそめの憂き世に春の久しかるべき
31
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林林
筆を持ち背筋伸ばせば横に来てちょこんと座り真似する娘
29
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恣翁
老いを悔やみ 寝返るも夜の明け遣らで 静かな窓辺 小雨響けり
23
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炭酸水
この嬰児ふくよかなる指のくびれを以てどの明日を握るや
16
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舞
秋の夜半雨の降るらんもみじ葉に朝日映して残る白珠
14
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舞
虫の音も細くなりくる秋の暮れ欠けゆく月の影もあわれと
19
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