むくりのお気に入りの歌一覧
千映
寿命延び 女盛りも 延びたから手立ては打った 後は君次第
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ながさき
山鳩の つがいが水を 飲みに来る 「はー君が来た!」 妻は呟く
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桐生賄
天候が 崩れると出る 神経痛 義母苦しんで カイロをペタリ
10
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詠み人知らず
断言す君の病は消えてゆく なぜなら僕が かなしいからだ
13
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本能寺
夏過ぎて 解体される海の家 メニューの板がカラカラと鳴る
15
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詠み人知らず
別れ際あなたの震える指先で季節の変わり目哀しく知りぬ
18
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コーヤ
露草の青に惹かれて眺めみゆ蝶も遊びてしばし憩わむ
15
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詠み人知らず
目が覚めて君が歯磨きする頃に 僕は祈念の 儀式に入る
12
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矢車菊
八月の終わりの花火燃え尽きて切なく残る火薬の匂い
12
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矢車菊
あの人が少し大人に見えましたふいに涼しき八月の朝
13
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矢車菊
若き背に光るたてがみ秘むるひとの知性に淡く恋ひそめし夏
8
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へし切
閑かさやひとり湯浴みに温もれば虫の音清やか秋の夕暮れ
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矢車菊
長い長い時間が過ぎたかのような夏の終わりの朝の涼しさ
18
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恣翁
淀みたる秋の池には 浮草の満ちて 御幸の迹 尋ね得じ
20
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Chico
草木ざわざわ僕のぞわぞわ渦卷ゐて颱風になる怖れあり
14
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Chico
風鈴の舌を淫風舐めるまにがじゆまるの木を僕のまにまに
11
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舞
鳴き残る蝉一匹のど根性素知らぬ顔で吾にもあれかし
14
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詠み人知らず
焦りより祈りの数が多ければ 通じるものと 決めましたから
18
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詠み人知らず
独り居と思へば辛し秋の風鈴虫鳴けば吾を慰む
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詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
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