咲草のお気に入りの歌一覧
矢車菊
ドビッシーの譜面の上に降る雨はきっと月から降ってくる雨
10
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是瓜
おずおずと浮かぶ言葉をたぐれども姿結ばず繰る手を離す
21
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潮月繁樹
日々褪せて娘がくれた父の日の美女と野獣の切符が二枚
31
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夢士
水無月の色は紫陽花青に染む細く降る雨葉さきに光る
24
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舞
折々に花を愛でつつ巡り往く季節に老いゆく人の哀しく
20
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コーヤ
キンセンカ魅惑の黄色輝いておいでおいでと言ってるようで
19
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まぽりん
恋ひわぶる身をばただすの森に来て行く方うらなふ賀茂の御社
27
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矢車菊
一歩ずつきみの世界へ近づいてゆける気がしたワルツのリズム
13
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矢車菊
大人には見えぬ何かがあるやうに子は振り向きぬ手を引かれつつ
20
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光源氏
さやかなる月を見ませばいくばくか我が憂き節は癒やせしものを
20
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光源氏
いかにして花のゆくへを惜しむらむあはれはかなき仮初の世に
15
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おちふう
いらないのそんな言葉は欲しくない愛してるだけ私に頂戴
4
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光源氏
風かよふ竹の小道にさはやげばささらぎ流る水ぞ聞こゆる
19
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詠み人知らず
窓の外 傘さし濡れる人眺め頬杖をつく我が青春
5
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コーヤ
紫陽花の大きな手毬それぞれの庭それぞれの色楽しみて
15
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コーヤ
しとやかな香りただよう雨の中ひそかに咲きぬくちなしの花
118
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桜ねこ
鈍色の雲に隠れし夕月よ待つ身思ひてかげみせたまへ
21
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潮月繁樹
暗闇に立ちて向こうの川岸に きみ恋しやと螢火の舞う
20
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へし切
あじさいの雨に艶めく花の色名残りをひとの胸にとどめて
34
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矢車菊
やはらかき言葉の重みてのひらにけふも小さき古語辞典繰る
17
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