深谷真雪のお気に入りの歌一覧
恣翁
白鷺の眠るがに立つ秋の江 波立たざれば 碧天浸せり
21
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矢車菊
いいことを数えて生きていくために人差し指はあるのね、きっと
10
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詠み人知らず
夏日さす満員電車の車内から私をさらえと海にさけぶ
8
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夢士
いずくより鈴虫きたり我が宿にただ一人鳴くリリーンリリーンと
18
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杉本浅葱
「さみしい」を放つてみてもあなたなら全てを置いてゆけるといふこと
3
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矢車菊
一塊の氷をけづるゆふぐれをひまはり色の蜜に浸しぬ
14
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矢車菊
羽ばたいてみたいと思う だからまず一歩ずつでも歩こうと思う
10
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Chico
天地人鳥獣花草積み込んで歌の方舟うたのわは浮く
10
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
271
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へし切
七月の夜はあやなし独り身の月影さやかふたたびに満つ
27
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ユキ
幼子の手からほのかに瞬いて源氏の魂天に昇りて
4
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芳立
この星はふるさとと知る廃れゆく街にも水の音を聞く夜
10
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詠み人知らず
世界中すべてを敵と思ってるけれど世界は僕を知らない
11
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月虹
カーテンを揺らす夜風の優しさで囁きたくて仰ぐ星空
97
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矢車菊
歌声は見えない それは風のように力強くてとてもやさしい
13
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詠み人知らず
野良猫が上目づかいでものうげにあるじでなくも我になきたり
21
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村上 喬
過剰とか過不足だとかを蹴飛ばして月をめがけて空き缶を蹴る
21
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舞
幾山河ふたり越えくるそれぞれに語らぬ思い踏み石として
17
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矢車菊
言ひかけて言はざりしことの正しさを求め続ける旅かもしれず
17
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芳立
しろたへの紐とけぬままなほひとへ衣かさぬる梅雨寒の夜
11
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