呉竹の憂き節のお気に入りの歌一覧
へし切
何かなし秋の夕べはもの思ふ心にかかる弓張の月
28
もっと見る
萱斎院
藻塩焼くけぶりあなたに靡けども よそげなるかな海人のつりふね
10
もっと見る
たけくらべ
ひさかたの光さやけき月あらばひとりの杯もすすむ秋の夜
23
もっと見る
麻
夕暮れの千里の雲も竜田姫なべて茜に染むる頃かな
24
もっと見る
河のほとり
月は知れ雨さへ袖にかけ添へて闇の空にもやまぬ思ひを
22
もっと見る
河のほとり
なにとなくよろづにもののかなしきを月夜にかこつ秋は来にけり
21
もっと見る
河のほとり
清かには現と見ゆる方もなし里は麓の朝霧の底
21
もっと見る
河のほとり
けがれたる心と身とをなげくとも花はきたなき土にこそ咲け
21
もっと見る
芳立
山里の寝覚めの宿に風絶えてたれもいらへぬきりぎりす鳴く
12
もっと見る
たけくらべ
行く秋を忍びて今日のきぬかけの紅葉の径に雪は降りつつ
20
もっと見る
萱斎院
夏の日のもゆる思ひも秋の風 馴らすあふぎに隠すしのび音
11
もっと見る
麻
朝霧の深き墨絵のもみぢ葉はひと筆ごとに色づきにけり
32
もっと見る
たけくらべ
東雲を待つ夜の果てのうたた寢に名殘の月を夢に見しかも
22
もっと見る
たけくらべ
秋雨に色づきそむるもみぢ葉の飛鳥の山ときみをながめむ
18
もっと見る
へし切
野路ゆけば尾花がもとの思ひ草かれゆくほどに懐かしきかな
27
もっと見る
麻
窓ごとに香る夜風を尋ぬれば月の桂の影ぞみちぬる
28
もっと見る
へし切
甲斐なくもやる瀬無き世の浮き舟にいたくな吹きそ沖つ海風
30
もっと見る
芳立
いづこへと知れぬがままに募るかなただ帰りたき思ひばかりは
12
もっと見る
萱斎院
恋ひをれば秋のあらののいちしさへ 朱に染めたるほむらとぞ見る
10
もっと見る
たけくらべ
秋の夜を憂ふ我が身の涙とて月のしずくと見れば見ゆらむ
23
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[18]