夢月のお気に入りの歌一覧
篝火
風花に 代はりて舞ふは 紋白蝶 春のうつろひ 三寒四温
9
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もり
雨粒は花柄傘に斬斬とわれわれだけに激しく落ちる
11
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たけくらべ
落ち着かぬ弥生の空も菜の花は一雨ごとに色ぞ映えけり
14
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きょう
花曇りつめたきしづく宿りぬる裸の木々に玉花を見ゆ
12
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リクシアナ
目を閉じて紫色の残像はいつかの春の菜の花のネガ
19
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舞
卒業の春さきがけて花溢る袴衣装の乙女らのゆく
16
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麻
やみ深き淵に沈める心にもあまねく照るや春の陽射しは
31
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けら
月がいて星が随い巡る空 千の軌跡を残し明けゆく
13
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夢士
春の雨北風連れて芽吹き打つ人も野山も日差し待ちをり
21
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たけくらべ
四つ葉なる白詰草を野に摘みて君のノートにそっと挿まん
22
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恣翁
水に映るその影さへも 杏花こそ 飽かず楽しめ 夫々の春
24
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リクシアナ
花びらはシフォンの緩さ部屋咲きの桜に触れて優しさを知り
22
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月虹
菜の花の黄色が優し過ぎたからやけに切ない今日の夕暮れ
66
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ことぶき
静々と肩先とまる牡丹雪街灯に照る 春未だ遠し
8
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芳立
末の世はくらしながらもうつりゆく色あればこそみる光あれ
7
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真横
花曇りまるで貴方を見てるよう白藍の空に近し君想う
7
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恣翁
復興の未だしきに 歌詠む気せで 鎮魂の日ぞ 徒過ぎにける
22
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芳立
なほ寒き風のもどれる川岸にひと筆ひくや菜の花のいろ
18
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真横
君想い綴りし文の行く宛ても君のいた日ももう無いと知る
18
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詠み人知らず
愛のない女は憐れと白き指ふれて冷たし青いアネモネ
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