成瀬山水のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
耀ける青春の日を懐かしみ友を訪ねたリラの咲く街
19
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村上 喬
煌めきの初夏の光を掬い取る見上げる空に一条の雲
22
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芳立
ひと夜ごと変はるとみゆる月かげはかくや照りけむティラノサウルス
4
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河のほとり
すべもなく風にみだるる藤の花這ひ纏はれと頼みしものを
16
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光源氏
春ごとの花に浮き名を流せどもわびしく泥む赤きグラスに
15
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光源氏
人知れず涙を流す老ひの身よ嫁ぐ我が子を送るゆふべに
24
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林林
ここにいてはいけない気がして浴槽の穴の中など掃除してみる
23
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己利善慮鬼
蛍火の水より立ちて星たらず夏も幼く我恋いめやも
7
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へし切
夢失せて空ろとなりぬ現世に我が身を置くや息を潜めて
28
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光源氏
みなの河思ふがゆゑの花なれば流れて淵と散りつもるらん
11
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己利善慮鬼
横浜の風は清かに澄み渡りからからと鳴る君の靴音
10
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秋日好
つるの声御簾の狭間に聞こゆれば愛の夢とも子守唄とも
14
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芳立
くちづけの微熱も冷めた東雲に信号だけがささやいてゐる
10
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詠み人知らず
石崖にうすく彫られしいにしえの三尊仏に雨のしたたる
16
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己利善慮鬼
クリームを溶かしたような空に浮く雲は幾らで買えるのでしょう
11
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みなま
竹すべて金に輝く東山竹の秋とう言の葉を知る
10
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夢士
木魂する光摂殿に読経の音西方へ逝く上人の霊
14
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舞
杖歩む夫支える奥さんもまた足を引き支えあいつつ
13
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芳立
知らぬ間にまたビル建ちてゆく川のひかりと風は変はらざりけり
6
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芳立
ふると見よ雨ひぬ里にふく風の糸に縫ひたる藤いろの袖
6
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