成瀬山水のお気に入りの歌一覧
村上 喬
星々が静かにささやく野際にて笹の葉先に蛍舞いおり
32
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風花
他の人のいい所だけ採り入れて睡蓮の如く清らに咲きたし
21
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矢車菊
制服に明日のひかりを仕舞ふやうにしのばせてゐる白きハンカチ
24
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芳立
戦略は見破れないねアジュールのそのスカートの白い縁取り
4
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己利善慮鬼
塵を継ぐ意志も固くに歌詠めど斯くも動かぬ梁の塵
2
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恵
しっとりと街も心も濡れてゆき貴方のコトを想ふ夕暮れ
31
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もなca
欠点は多少あっても我が身より生まれしものはすべて愛しい
31
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もなca
花の数をはるかにしのぐ人の数 身動きとれぬ紫陽花の寺
23
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村上 喬
梅雨空に君を思えば紫陽花の色はうつろいかげにとけゆく
24
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詠み人知らず
寂しさと哀しみだけを幾重にも重ねて散らす花占いよ
24
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コーヤ
紫陽花はうつりゆく世をしのびてか長雨暮れて色かわりゆく
23
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まぽりん
恋ひわぶる身をばただすの森に来て行く方うらなふ賀茂の御社
27
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光源氏
白妙のあらき波間に袖は濡れ行方も知らぬ由良の舟人
16
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恣翁
降り注ぐ月の水泡を掃くごとく 夜風や 蒼き闇連れ来たる
30
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潮月繁樹
人生は一度きりだと言いたげに下弦の月が ほら微笑ってる
29
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潮月繁樹
山椒の葉に寄り添いて時を待ち羽鮮やかに揚羽となりぬ
26
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舞
子は母を母は子を見つ抱き上げてともに笑みする幼子と母
23
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桜ねこ
君が袖筑波の峰に干すまにま我が苫宿れ川のほとりの
13
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へし切
暮れがたき夏の夕べはもの悲し 問へど応へのなき日暮らしに
35
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秋日好
母牛に添いて草食む遠景を友は車窓から眺めたと言う
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