東女のお気に入りの歌一覧
舞
萌えいでる命食みたり蕗の薹雪割り生まるさ緑の春
19
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灰色猫
いつまでも 生きているかの ように抱く 母猿哀し ミイラの子猿
29
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恣翁
花片に旅の愁ひを宿らせて 東風に抱かれ 梅 路に散る
25
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矢車菊
未完なる歌のごとくに春を待つつぼみはいつか花と咲くため
28
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へし切
薄く濃く花くれないに八重桜 春のしぐれに色つやめいて
29
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あふひ*・○・*
有難し吾産まれたる日知る人の雪降る話いついつまでも
20
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野々花
手のひらに触れては消える風花に重なる恋の想い出ひとつ
21
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桐生賄
また一人 寿命全う 旅立ちて 見送る人も 泣いて笑って
18
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詠み人知らず
手を振りて吾にかけ寄る幼子の髪を揺らせる柔らかき風
28
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千映
京都から北前船でお越し入れ享保雛のまだ凛として
23
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Chico
ささめきて三千世界みな燃ゆる 瞼をとじて眠れゴッホよ
16
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詠み人知らず
子供らが散見される公園を 違和感フルで 観察してる
14
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野々花
母さんの形見の指輪眠る箱開ければ流れる「乙女の祈り」
23
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野々花
春なのにどこか淋しい胸の中季節外れの風鈴が鳴る
18
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野々花
振り向かず私ひとりを置いたまま冷たき風が水面を渡る
17
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野々花
大切な言葉を胸に刻みつつ両手で閉じる携帯電話
17
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舞
今日もまた同じ道行き道帰る家族待ちいる家の灯りへ
17
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月虹
二十億光年の孤独 星ひとつ見えない夜の片隅で知る
31
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へし切
旅立ちの布団ひとつを駅留めに怖さ知らずの青き春の日
27
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林林
おや今日は あの子もこの子もうちに来てトマトひたすら丸かじりする
19
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