己利善慮鬼のお気に入りの歌一覧
雨月
助けてと聲を呑み込む苦しみは深みに落ちゆく悦びに似て
7
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桜花
口の中ラムネが甘く広がったあなたもいつかこうなればいい。
7
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矢車菊
薄れゆく記憶のなかのくちづけはあの蒼穹の白き三日月
8
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桜花
プルルルル 只今留守にしてゐますピッと鳴りましたら、お名ま「好き」
10
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まつり
もういない人の名前を呼ぶたびに 喉から花が咲いて、溢れる
7
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紹益
今君は 未知なる空へ 羽ばたいて 我が片恋に 終わりを告げる
21
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ゆうくん
北海の 賀状のページ めくるとき 聞くユーカラの 時をアイヌに
3
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矢車菊
ひとつぶの光を共有するために一番星をきみにおしえる
12
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ぽむもふ
貴方との連絡する術知りたくて聞く術知らず今日もさよなら
3
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ほの香
母が逝く 静かな呼吸安らけく 神になる日のその手を握る
27
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舞
踏みしめる雪鳴りの音小気味良く響きて冴える霜天の星
10
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ゆうくん
手毬唄 母のてのひら 手拍子に いまも心は 遊ぶ昭和に
3
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織々
水色も水の色ではないでしょう信じてみるよ君なりの嘘
10
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片井俊二
もみじ葉のひと葉ひと葉を訪れて静かに告げる冬のささやき
8
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詠み人知らず
指に見る指紋という名の幾何学の類まれなる私の証
17
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浅草大将
いくさなき世につくす名を残すべし雲のはたてにゆく隼は
11
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舞
秋闌ける枯れた花壇の片隅に独り咲き立つ名も知らぬ花
7
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薫智
また会えばたちまち君を好きになる昔も今も変われないまま
7
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水海はるこ
一音に一生をこめて叩くとき君とピアノに境界はない
10
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夢士
小春日の銀杏散り敷く並木道幼馴染と寄り沿い歩く
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