由良のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
粉雪の赤い実に舞う庭園の 知らぬ家族に嫉妬している
6
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桜園
目もさむる朱の花次々咲かせくる蟹シャボテンの五年目の旬
19
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恣翁
湖に 冷たき雨の降り頻り 水漲りて 天と分かたず
21
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文麿
ぼんやりと乳色の雲ひろがりし木の葉一枚ゆらゆら搖れつ
4
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詠み人知らず
戯れ事は工場萌えの小娘ら 生涯そこで働いてみろ
9
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桜園
桜葉の散りしきる庭の片隅に返り咲きたる芙蓉一輪
18
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紫草
わが内部の奥の奥処で音をなすことんと落つる悲しみの珠
20
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たんぽぽすずめ。
んじゃーねーの前にあなたに渡されたフリースへ萌ゆまた逢えるか
5
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粕春大君
濡れて散る紅葉ひとひら踏みかねて傘のひとつぞ立ちどまりつる
25
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あまおう
ストーブで暖まらないこの部屋に足りないものはきみなんだろう
15
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竜胆
「このヒロイン、お前に似てる」といふ彼の 想ふ私になりたき月夜
3
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どるちぇ
満ち足りた表情をしていることでしょう貴方と堕ちると決めた今なら
5
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あき
どうしても愛を喰らえと云うのなら井守を焼いてそえて頂戴
11
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芳立
咲きて散るふたつならめや桜樹の命みつにぞ葉は染み果つる
2
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浅草大将
初時雨ふるきゆかりのくさぐさを偲ぶ眺めはむさし野の空
12
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南 骸骨
水が飲みたいと告げながら絶えた君湯飲みはこんなに重かったっけ
4
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光源氏
おぼろけの花の都をふり捨てて心の秋に逢ふぞわびしき
7
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光源氏
雨に濡れ月の愛しさ思ふれど影すら見えぬ秋のたそがれ
8
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紫草
言葉では伝えられないこともある白鷺は風にのりて行くなり
13
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光源氏
闇を知れば己の立場を自覚せむこの仮の世に何を惑ふや
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