酒野実のお気に入りの歌一覧
舞
老いゆきて農夫手放す田畑の嵐いかにと問う酔いのうち
12
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リクシアナ
雪溶けて百葉箱の顔のぞく春ひそやかに廃校の庭
91
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リクシアナ
真白なる夜明けの湖に落鮒の水影ふれて夢に微睡む
25
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リクシアナ
徒花を知るや知らずや十月の苺畑に白い花咲く
23
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恣翁
門に 直に 舟を繋ぎて 君訪はな 醸せる酒の芳しければ
16
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夢士
今もまた風吹きすさびガラス戸のヒューと鳴く音に孫怯え泣く
16
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へし切
秋の陽はつるべ落としに暮れかかり火点し頃は なほ 侘びしかり
27
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夢士
鳥の餌の零るる種に花咲て四季来る庭に秋風を聞く
25
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へし切
なけやなけ 秋の夜ながの草雲雀 ひとり臥す身の 吾 侘しめて
27
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葱りんと
花柄のトイレットペーパーに替えただけ 娘のテンション 花園の姫
15
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舞
酒飲みてはしゃぎて楽し歳は過ぎ苦き噛み沁む酔いは静かに
14
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ながさき
いつまでも 子供は子供 母は母 いのちを懸けて いのち見守る
29
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ながさき
霊鷲山 鷲の棲む山 仏の座 天人常住 伎楽ながるる
19
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恣翁
濡れ縁に 涼夜占むれば 木犀の香ぞ 人知れず移らひにける
16
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恣翁
海風に背中を押され揺れながら(秋日好) 初孫を抱き守り唄咏ず(恣翁)
20
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夢士
ほろ酔ひの秋の夕餉の一人酒喉に仄かな酢橘の香り
19
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恣翁
夏空の雲の名残りか 枯れ尾花 夢を留めて 刷くがに靡く
21
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新座の迷い人
病み上がり 晩酌へりて 淋しさに 歌も詠めずに 空しき心
9
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ながさき
海風に 背中を押され 揺れながら 子の帰り待つ 岸壁の母
24
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舞
音無くに花を朽だせる秋雨に侘びしく宿る虫も我が身も
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