酒野実のお気に入りの歌一覧
みをつくし
指折れば 児童卒業中学へ 定年迎へしのちの歳月
19
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滝川昌之
ギャンブルの嫌いな妻が予報士に一か八かで挑む外干し
28
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恣翁
秋霖を聴ける 書斎の闇の底 咳きひとつ 沈みたりけり
23
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夢士
代り映えせぬ一日の歌日記三十一文字を如何にまとめむ
17
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falcon
草叢に炸裂するは曼珠沙華かたちあるものなべて危ふし
6
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KEN
風のやみつくよみの燈の絶ゆる夜に身を削り鳴く蟲の音ひとつ
15
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恣翁
香を薫く 先祖の墓の花立ての 真紅の鶏頭 目に染むらしも
18
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行中納言中将知師
あら海の浪のまにまに小舟とぞ 浮き世をいかにわが身わたらむ
7
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詠み人知らず
曼珠沙華染めて秋色朱あかと古代に巡る朱は守りびと
18
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舞
鈴虫の声を乗せ来る秋風にくれない映す曼珠沙華かな
13
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舞
生きる場を選べぬ者の野の花のただひたすらにその場にて咲く
11
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恣翁
春めきて黒ずむ水に 泡沫ぞ 欠伸をすがに 遅々と流るる
23
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夢士
梅香る薬師の池や水鳥の波紋広がり消ゑゆくをみゆ
22
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みやこうまし
歌通し人の香りに触れられる 芳香放つ我でありたい
22
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へし切
霞立ち山の谷風吹き来れば花やおそきと鶯の鳴く
29
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舞
水温み風や解くらんささやかな時のうつろい妻と語りつ
17
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へし切
花の咲く華やぐ春はものごとの新たなれども吾ぞふりゆく
30
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夢士
投稿の歌詠まむとて言の葉を並べ散らして雨音を聞く
20
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へし切
うつしよの吾が身は老いぬ 枯れ蘆荻 水面の月の影もうつろふ
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新座の迷い人
我が屍 深山に籠り ひっそりと 自然に朽ちる 待つ身淋しかな
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