都詩のお気に入りの歌一覧
安曇野
「色だけや、イチゴもレモンも同じ味」氷嫌いなふたりは笑う
4
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秋日好
勝ち戦祝い英霊ねぎらいて宮殿前に行進する軍
12
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夢士
盂蘭盆会おがら焚く手にヒラヒラと紋白蝶の舞い来る朝
22
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愚と楽
咲くを愛で 散るを哀しむ ひとのよに 繰り返し来る それぞれの春
28
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なつを
夕暮れの波間に捨てた夏の恋 素知らぬ顔でカモメ飛び立つ
6
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しー
もう少し君といられる朝のロビー マンゴージュースがじわじわと減る
8
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ちはにゃん
毒リンゴ私にたとえてかじってる死なない程度に夢中になって
4
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遠井 海
掬われた金魚は指で潰された二歳の澄んだ探究心に
7
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潜鯰
笑む妻の輪郭をつつとなぞり泣く温もりのない遺影の硝子
24
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詠み人知らず
断捨離で万年筆を見つけたりイニシャルは亡き祖父のものなり
15
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舞
開け放つ校舎の窓に澄む声の歌聞こえくる夏休み午後
18
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菜種梅雨
小麦色の少年たちに君を見て空の青さにあの夏を見て
5
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菜種梅雨
年賀状ちくりと胸を刺してくるまったく変わらぬ君の筆跡
8
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菜種梅雨
きみといた日々と等しく時流れ今なら言える「元気にしてるよ」
11
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愚と楽
蟻が見え咄嗟にずらしたこの一歩 悪循環が切れた気がする
13
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愚と楽
真夏日に時は満ちたり 正念場 決意のごとき 蝉のぬけがら
12
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美津村
朝刊は追ひ風夕刊は向かひ風今日も配達して渡る橋
12
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只野ハル
ポンコツにハイオク入れるようなものかと思えどまたビールを呑む
15
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千映
母の介護日増しに敬語増えてくる「すいませんね」がなぜか寂しい
96
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千映
お盆には 子も孫も来ぬはずなのに胡瓜の漬物 三種も作りて
15
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