みつむしのお気に入りの歌一覧
ながさき
七夕の 夜空に雲は 流れゆく 月影薄く 星の影なく
17
もっと見る
へし切
早乙女のたすき姿の麗しき田の面に映ゆる里山の夏
30
もっと見る
詠み人知らず
ひさかたの天の川原に夫を待つと出で立つ裾を波よ濡らすな
10
もっと見る
つねこ
片麻痺の夫の介護で思い知る吾の生命の汚きことを
12
もっと見る
祐鈴
何もかも、黒い袋に入れたくて、明日は月曜、燃えるゴミの日
12
もっと見る
桜井凛香
今日ひとつ犯した罪を浄化するユニットバスでひとときの禊
8
もっと見る
南美帆
記憶から零れ落ちてく英単語採点しつつ虚しさ募る
6
もっと見る
たんぽぽすずめ。
恋してた愛していたと過去形になるまで君へ泣いた十年
31
もっと見る
あき
冷凍庫あけたわたしを打ちのめす顔のみえないバニラ泥棒
18
もっと見る
詠み人知らず
ぬけだした六時間目の図書室の星座図鑑で見ていた未来
47
もっと見る
紫苑
炙らるるままに溶けゆき目を遣れば熱波に歪むキャラメルの町
32
もっと見る
紫苑
我せめて恨まぬ者でありいたし愛せぬまでも赦せぬまでも
30
もっと見る
南美帆
湯上りに仕立て上がりの浴衣着て触れられそうで目を逸らしてる
7
もっと見る
只野ハル
伸びては切るを繰り返し君の愛した紅薔薇の蕾膨らむ
14
もっと見る
香月
雨音に包まれ胸を寄せれども滴る涙の袖乾かぬと
3
もっと見る
cherry
日常のコミュニケーション苦手でもうたなら平気ねえねえ聞いて
7
もっと見る
あき
このくちで編んだ呪いはするすると空気にとけてあのひとが吸う
129
もっと見る
紫草
月影に椎の林のこんもりと鬼の子とあう夜もあるかも
15
もっと見る
紫草
空しさは「えいっ」と後ろ前にしてハミングしながら暮らす術もつ
16
もっと見る
南美帆
夏の日を浴びて伸びゆく子どもらと背くらべする風船葛
10
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
>>