澄舟のお気に入りの歌一覧
洩矢転石
空洞も含めてドーナツなんだよと別れ話を切り出したきみ
7
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瞳子
彼の家花柄の傘見て引き返すプライド返せと言えたらいいのに
7
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詠み人知らず
宛名なき手紙へ書かれた幼き字「しいたけはまだ たべられませんか」
9
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滝川昌之
三の酉 材木問屋が貼り換えた「火元注意」に纏の挿絵
27
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工藤吉生
何をしても誰かの真似になる不安とっくのとうに言い尽くされた
8
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滝川昌之
塩梅は冬日まかせの軒下に大根と柿は仲良く干され
30
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工藤吉生
十本の指は両目を覆うとき不満になってズレようとする
6
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滝川昌之
バスが吐く煙が白く目に見えてどうやら冬は停車している
26
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滝川昌之
冷えた手をストーブの上で暖めてまた洗い物 「勤労感謝」
21
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あゆか
銀杏は御神木にもなれただろ鍋でわたしのおやつになった
15
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滝川昌之
友人の喪中はがきが届く夜はまずい酒だと寒空にらみ
24
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滝川昌之
差し出したカイロ代わりのコーヒーを君の小さな両手が包む
30
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滝川昌之
休日の町内清掃 手を止めて集めているのは近所の噂
28
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滝川昌之
湯冷めして切るに切られぬ電話には子の無き叔母の墓の行く末
20
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滝川昌之
気がつけばもう消えている西空の残月隠した青が眩しい
27
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滝川昌之
干されてる蒲団が温く見えるのは家族と冬日の大事なところ
25
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滝川昌之
蔦紅葉 落ちたばかりの葉を一つ 歌材ノートに綴じ込める秋
31
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滝川昌之
遠回りしたくなるよな月の夜は路地の屋台に特等の席
30
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松本直哉
肺腑まで海のにほひにそまりけり夏の光の江の電の駅
13
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沙久
皆様が日々詠める事祈りつつ少し奥へと引っ込む自分
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