海の月のお気に入りの歌一覧
民谷柚子
道端に鍵が落ちてて今夜この街の誰かが家に帰れない
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小林道憲
木のこずえ歩むにも似て人渡る 若葉まばゆい山のつり橋
22
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葵の助
いいひとになるのをやめて毒づけば炭酸が突き抜ける青空
8
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あかる
雑踏で気づいた時には繋がれし 君の左手今も忘れじ
7
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詠み人知らず
はじめての定期試験に臨む子の薔薇の季節にひきこもりつつ
3
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南美帆
植えられたばかりの稲が風そよぐ瑞穂の国は水の国かな
7
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夏恋
気付いたら落ちてしまっていたんですしようと思って出来ぬのが恋
20
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ゆうくん
川はいま 青の筆箱 降る絵筆 笹は緑の 風を描いて
1
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詠み人知らず
軒に咲く薔薇にくちづけするごとく爪先立ちて香をかぐ朝を
7
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水海はるこ
寄り道のすべてを君とできたなら どんどん遠のいてゆけ目的地
42
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日向猫
いつの間に陽射しは武器に変わるのか朧な春を置き去りにして
30
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水海はるこ
湖はぬめった泥をよどませて素知らぬ顔で光を返す
3
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あまおう
旅先で 土産を探す。 貴女への 差し障りのない 特別なもの
23
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紫草
吹く風を身に呼び寄せてタンポポの綿毛ふるふる黄金に飛びゆく
21
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工藤吉生
おそろしい目の輝きだ口に手をあてて語れるおんなふたりは
10
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夢士
田植待つ田水に映る空の青田んぼの畦に牛の影なし
9
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恣翁
桃花こそ 春に色付き眉目良けれ 花散りぬれば 誰か訪ぬる
29
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あまおう
好きという 軽い言葉に 置き換えて 大人同士は それで十分
32
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詠伝
お雛様一番上の夫婦より三人官女の恋が気になる
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てきと杉立
クマバチの駆けて登れる藤の塔 すぐそこ迫る夏の眺望
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