すばるのお気に入りの歌一覧
コーヤ
目に入る一面みどり茶畑はほんのひと時暑さ沈めて
14
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矢車菊
逢へばまたふたたび別れゆくだらうかささぎ橋の星の約束
22
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只野ハル
ミドリガメの哀しみが増殖し在来種が追い遣られてゆく
6
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秋日好
いつのまに薔薇第一花咲き過ぎて秋までぽつぽつ続く想いを
16
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風花
食堂の冷たき机に伏して寝る肩に置かれた手の平温し
25
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潮月繁樹
君の言う夢が無い空 ねずみ色 新幹線とその駅に着く
19
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もなca
七夕や夢のかけらを散りばめた銀河にひとつ星は流れる
20
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へし切
うたに酔いネットの海に漂ふてかりそめの恋吾もするかな
23
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まぽりん
七夕の別れを惜しみ天の海に雲のなみ立ち濡るる袖かな
26
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詠み人知らず
哀調を帯びし三味の音魅かるるは津軽に通ず不思議な縁
20
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美津村
渡りたる猫を見届け笛吹かれ廻旋橋は動き始めぬ
13
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詠み人知らず
不味いのに高慢ちきなラーメン屋 冷やかしに行く? その価値はない
10
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千映
水羊羹 実家の父にお供えし 写真微笑む 甘辛両党
13
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恣翁
碁に興じ 田舎暮らしに染みつれど 都思ふを如何にやはせむ
20
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林林
夏仕事 忙しいあなたに 遠くからやさしい風に 光の粒に
20
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風花
風鈴の澄んだ音色は真夏日を忘るる夜風になお鳴り止まず
22
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秋日好
壁つたうアイヴィ切ればレース越しはらりと落ちる迷い葉の影
21
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舞
いち日を妻とのたりと過ごしたりことば無くとも伴にゆたりと
21
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もなca
久々のまぶしい日射し雨傘は日傘にかわり街は夏めく
22
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コーヤ
お手玉を歌に合わせて上げてみた上手な祖母の面影浮かべ
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