鴨ミールのお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
遠き日の夏は過ぎ往き高き陽の翳ろうとして君の手を取る
27
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矢車菊
灯を消そう 星を見るため いやむしろ見えないものを信じるために
74
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山科嶺子
さよならを言える資格はありますかわたし一人の思い出ですか
62
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淡 深波
閨の窓べ千切れて爆ずる雨を聞く我が背に遠く歌ふ雨かも
5
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淡 深波
雨は降る ただ汝のみぞ吾は恋ふる 小さき傘は庭に破れてをり
4
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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水海はるこ
背の順の一番後ろと後ろから二番目の親密さを誰も知るまい
10
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鷹雪
かなしいと確かめたくて ぬぐわずに涙が落ちるカウントをする
47
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鷹雪
得るときに何も気付けぬ僕たちは失うときだけ体温を知る
40
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鷹雪
迷えばいい 悩めばいいよ 信じるもがむしゃらも思考停止じゃないか
16
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村上 喬
潮騒に腹抉られて空っぽになったらも一度君を抱きたい
21
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山本克夫
ゆるしてはくれないような遮断機の上がらない朝飛び越えてゆく
3
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山本克夫
重力のはかりしれない深みから加速サヨナラほこうせいぶつ
4
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薫智
神様に小さな嘘をついてまで欲しかったのにこぼれ落ちてく
59
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海月琉珠
八十で空に還つた爺ちやんの骨の白さに憧れてゐる
10
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海月琉珠
隅々がわたしのもので溢れてる部屋に溺れて人工呼吸
8
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じゆん
かなしいと言えばかなしい顔をする あなたは多分やさしいひとだ
23
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下地杏
欲しいのはシェリル・クロウを聴きながら思い患うこともない午後
9
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詠み人知らず
生きるとか死ぬとかいうよりも涼しい鐘の音がする人
5
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エズミ
神様がひとり調光室にいて夢の終わりを告げる暗転
20
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