斑鳩入鹿のお気に入りの歌一覧
片井俊二
風そよぎ木洩れ日ゆれるスズカケを背中に映し夏を装う
11
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あまおう
ぽつぽつと ろまんちっくが ふってきて はじけてきえた 透明な傘
20
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あまおう
心地よい 相づちを打つ 要領で きみの呪文は 絡みつきます
27
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へし切
背と言ふ歳を重ねた顔がある言葉持たぬが心に残る
22
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海の月
五月晴れ。好きな五月に結婚し、好きな五月に離婚しました。
11
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片井俊二
街並みを点描画が埋めてゆく 銀杏の青葉若き画家たち
3
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片井俊二
枝ぶりを競う五月の松の木の伸びゆく新芽空へ引かれて
12
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もぢずり
生温き凩激し人絶えて乗り合ひバスを待つ月忌日
5
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もぢずり
不意に濃く懐かしさ湧きて汝が気配なれば暦に由縁を探る
4
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恣翁
牧神は 気楽に追へるニンフらに振られて 己がファルス慰む
20
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灰色猫
静謐な 泉へ落ちる 一滴の 雫のような 自殺願望
5
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へし切
花咲けば散りゆく季節を哀しみてひとを恋ふれば別れに惑ふ
27
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へし切
この花を風よとどけてくれまいか子らの成長見守る君へ
25
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へし切
ほんのりと頬が覚ゆる君が膝母に抱かれ夢見るような
35
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舞
夕暮れに家路を行けばわが家の窓の灯りにカミサンの影
8
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村上 喬
違和感を飲み下しては強がってどこ吹く風と微笑んでみる
19
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あまおう
恋愛と ポテトチップは うすしおで。 きみは特別 コンソメ味だ
24
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詠み人知らず
君知らぬ私の深い悲しみをあの日の空だけが知っている
18
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詠み人知らず
いらいらとまばたきしてる蛍光灯 乾いた心がやけに虚しい
12
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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