ミミンガのお気に入りの歌一覧
林林
編みかけで母遺しゆく籐篭を手に取ればそのぬくもり返る
19
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灰色猫
生きている 存在理由を 思う時 まぶたの裏に あなたが映る
33
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林林
降り立ったホームに拍手と花束が車掌さん今日最終乗務
22
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野々花
庭先に形見のように残された水仙増えゆく母なき世にも
15
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千映
老いること怖いと思えばそれまでで愉しむことを探して生きる
18
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夢士
あな遠し地下鉄駅の乗り換えやバス停二つ歩くに似たり
16
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詠み人知らず
凍てついた夜の頭上に月冴えて噛じればカリリと音がしそう
7
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葱りんと
すぐに指 冷たくかじかむ 冬の業 米とぎくらいは 水でやろうと
10
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コーヤ
物忘れ互いに多くなりし日々「あれ」「これ」で繋ぐ二人の会話
18
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舞
むずかりて泣く子をあやす若母のその子に似てる困り顔なる
16
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本能寺
オリオンもカシオペアさえ見えるのに 少しも見えないきみの笑顔が
19
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コーヤ
お互いに支えながらの日々になり感謝の言の葉 「ありがとう」舞う
19
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灰色猫
週一度 心療内科に 夢見たものを ひとつひとつと 置いてゆく日々
31
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林林
朗々と実家の窓から父の歌ひとりに慣れたかそれとも逆か
21
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コーヤ
寒い中海の彼方に陽が昇り輝く朝陽に心温みて
14
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コーヤ
初春の海の朝陽を仰ぎたく草むらのみち自転車をこぐ
17
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詠み人知らず
これからはやりたい事をやってみる やりたい事が無くなる前に
15
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詠み人知らず
川沿いの朽ちた引き戸に飾りつけ 生きているぞと 老人のいう
22
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ゆりこ
丹念に手入れた花が咲かなくて放ったらかしの水仙が咲く
22
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野々花
「お返事はいりません」よと前置きし一筆箋に綴る恋歌
20
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