ミミンガのお気に入りの歌一覧
たけくらべ
麗しの羽根の尾長の濁聲に天は二物を與へずを見ゆ
9
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たけくらべ
四つ葉なる白詰草を野に摘みて君のノートにそっと挿まん
22
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灰色猫
ふんわりと 両手で春を 捕まえて あなたの前で 開いて見せる
56
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へし切
流れゆく雲に面影かさねみる飛んでゆきたし妹がすむ空
30
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詠み人知らず
下町の隘路の縁の花壇には 花と並んで 葱が元気に
25
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夢士
花開き寒緋桜の蜜の香や枝の騒がしヒヨ舞ひ群れむ
24
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舞
老う母を導きてゆく子も老いて言葉は無くも共に歩める
22
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林林
作業着にアイロンかけて安全を祈る窓辺に梅の花咲く
41
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恣翁
蒲公英を 瀬音の打ちて 幾重なる花弁に 動く陽の光かな
31
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へし切
春がすみよそに見やりて梅の香にうぐいす来鳴く佐保の山里
32
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野々花
ちらほらと開花の便り届き来る湯船に溶かす桜の香り
21
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たけくらべ
あばら家も終の住処と思はるる妻と語らふ如月の宵
27
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恣翁
壇飾る部屋に寝たれば 雛達の うちささめける声聞こゆなり
27
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野々花
早起きのご褒美なのねこの風は甘い匂いを独り占めにする
16
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野々花
移り行く季節の声を聞きながら見つけたピース記憶に戻す
18
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野々花
缶ビール片手に揚げる天ぷらは春の香りの鮮やかな色
30
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へし切
離れがたき妹がなごりの夫婦雛あの日のままに笑みて寄り添ふ
33
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へし切
春ごとに桃の節句はありなめど主亡き今をいかで飾らむ
32
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詠み人知らず
通販で求めた干物焼きながら 産地の歌を ハミングしてる
24
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詠み人知らず
早春の深き苦悩は買うべきか 様子を見るか 灯油ひと缶
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