美津村のお気に入りの歌一覧
栞
教壇で注意事項を述べながら昨夜のくちづけふいに思い出す
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すばる
手を伸ばし君の孤独に触れてみたい吸い込まれても構わないから
25
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灰色猫
鮮烈に焼きついている 肩車され見上げた柳花火を
16
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すばる
ただいまと帰る所があってこそ旅を楽しむ時間が持てる
24
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みなま
特急の隣の席で寝る吾子のはつかに開いた口のおさなさ
17
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麻倉ゆえ
みんなから嫌われていた君のこと見捨てずにいてよかったと思う
3
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蕾野
書き飽きて見飽きてみんな忘れてる「藤」という字のうつくしきこと
8
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まがね
「新しい病とうに行きたくない」ってあどけない字で書かれた短冊
8
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詠み人知らず
悲しみが雪が降るよに積もるなら 二日で溶ける 水に流せる
13
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葉月きらら☆
くろ色がカッコイイと気づいた日少女の中に女が芽吹く
23
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詠み人知らず
露出度を 競い合うよな 夜の街 若さとブランド 肌に装い
5
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貝類
空白の目立つ短冊結び付け 夢すら忘れた二十五の夏
4
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桜井凛香
なにげない僕の言葉のひとかけで君の表情崩れていくよ
23
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石澤健
子一人の父になれない現にて妻と一緒にシャボン玉吹く
33
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紙魚
舌垂らし駆け寄っていく犬のように思われてるのは知っているけど
7
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夢士
梅雨晴れの夕焼け空に沸き出ずる墨いろの雲見るまに寄する
11
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紫草
「なにもかもお終いです」と思えども時は流れて収まりゆけり
20
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ゆうくん
短冊は 夏の寄せ書き 七夕の 空に並べて 星の願いを
1
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すばる
この気持ち言葉で穢さない様にただぼんやりと空を眺める
25
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紫苑
ぬばたまの絹をまとへるをみなごは花びらひとつ川に流しぬ
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