リンダのお気に入りの歌一覧
悠々
さみしきは万朶の花の下にゐて ひとりの友に酌む酒もなく
23
もっと見る
只野ハル
杖を振り物に打ち付け夜を明かす父と揉み合い警察を呼ぶ
15
もっと見る
悠々
花の雨つらきは櫻ばかりかは 足腰肩首雨に痛みぬ
19
もっと見る
紫苑
たをやかなそのほほ笑みはうつしよを生くるあまたのなみだのうつは
15
もっと見る
只野ハル
訳のわからぬ無理難題怒鳴り散らす父を残して買い物に行く
10
もっと見る
風花
期限切れ食べられぬまま棄てられず 冷蔵庫の中冷えていく恋
40
もっと見る
詠み人知らず
この場面 目も潤まない恋人が 乾いた鬼に 見える瞬間
19
もっと見る
月虹
触れ慣れた身体であるが故君は一瞬で埋める全ての隙間を
27
もっと見る
月虹
カラカラと渇いた音を響かせつ夏の孤独を吐く換気扇
27
もっと見る
詠み人知らず
ほんのりと猫背ラインをもつ君が 隠したかった 豊かな丘よ
18
もっと見る
林林
母は逝く私の到着五分前まったく一人でみずくさい人だ
27
もっと見る
芳立
萌えいづるみどりに雨はふりつづみ夢のはつ音もうつつとぞきく
6
もっと見る
あまおう
春風は何処から吹いて来るのだろう きみが居そうな総務課あたり
27
もっと見る
村上 喬
ほころびて唇よせる花の香をもとめて君は花になりけり
14
もっと見る
村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
もっと見る
ながさき
うぐひすを 同志と想ひ 悦びぬ 心地良き朝 春を告げ来る
22
もっと見る
月虹
君の手に触れて欲しがる我が身ゆえ走る愛しさ持て余したり
73
もっと見る
芳立
砂原にわれの見棄てし同胞の骨ひとはしら拾ふべき旅
9
もっと見る
紫苑
夜を越ゆるかぐろき闇のいろ冴えて、静けき音のつらなりの、いま。
16
もっと見る
銀ねず
実朝忌 ひとのこころの奥底の殺したいほど愛してるひと
5
もっと見る
[1]
<<
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
>>
[243]