由縁のお気に入りの歌一覧
月虹
触れられた場所から熱を帯びてゆく君と二人で浸るウイルス
88
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KEN
魂きはる 稚兒の命の哭く聲を 越ゆる悲しき音は世に無し
16
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もどり
封筒に刻み込まれた筆跡は誤配がゆえに冴え冴えとして
8
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萱斎院
とけて寝ぬ冬の夜の床さえさえて 凍つる月影袖みがく夜半
7
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みやこうまし
この冬を支えて来たる山茶花の傘下に散れば 花びらの盆
10
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朔夜
イチゴパフェ春になったら食べに行こう約束してから八年が過ぎ
5
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つゆふみ
ロボよりも嵐に負けぬクレーンがまず必要ねイチエフ見上げ
9
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舞
深雪野にひとり地蔵の簑も無く埋もれて立てるふるさとの山
17
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詠み人知らず
ドローンを飛ばしたい君住む街に嫌いだなんて言った先から
6
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羯磨
断ち切りし中途の機の織り糸のほどけつつある恋とおもへば
8
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煩悩
さよならが群れて溺れる海岸で大吉らしき棒を拾った
7
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ぴぴざむらい
ぬいぐるみ君の名前をつけたけど返事はなくて空白の夜
3
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KEN
雪止めば 西に狼 北に妙 東につくよみ 春少し降る
15
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たみお
その奥に 何かが揺れる 磨硝子 僕は窓さえ 開けられぬまま
4
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夢士
午前五時窓の明かりにふと目覚む睦月の空の立ち待ちの月
17
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つちだゆういち
失恋でこみ上げ烟るあの思い和歌に託して一年経ちぬ
11
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幸子
我ながら自分に甘い焦がしても「新妻みたい」むしろときめく
17
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夕夏
あなたはおぼえていますかわたくしをあなたがよんだわたしのことを
4
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KEN
月と雪 仄かに 草を照せども かじかみ迷ふ 寒き道かな
17
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煩悩
大きく手をふって別れよう滝へ流れるやかんに乗って
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