卯月のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
嫁ぎ往く娘の為と花添えし母の企み花いちもんめ
6
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螢子
憧れは憧れとして夢に描く化学者でない我の青き薔薇
9
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うみ
みずうみを吸い上げてまた落下する雨滴の電荷を測れ科学者
4
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氷魚
盛大に花占をする大木の桜が散らす すききらいすき
16
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山本克夫
欠けた日の足りないものを組み立てるレゴブロックは青にしておく
14
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山本克夫
笹舟を川にあずけてわたしなら下流で春を待っていますね
7
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林ユキ
さびしさが小鳥のようにそれぞれの窓でふるえる春の夕暮れ
13
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たえなかすず
好きだった黒のセーターちくちくとラメが刺すから脱ぐの くろねこ
3
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ライテウ
交差点 ぶつからぬよう歩くときひとつ失う星は眩しい
11
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只野ハル
変わらずに鳥鳴き花の咲く里に人影途絶ふ核の春なり
7
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敷島ヤマト
テレビから愛は垂れ流されていて床にずぶずぶ広がっていく
9
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三沢左右
街灯の明るき一つひとつにぞわがたまきはる命立ちける
14
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わらこ
赤本と蛍光ペンと青チャート受験ライフは意外に明るい
10
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ライテウ
百ぱーせんとオレンジジュースは透かさないこのゆうぐれにきみの気配を
6
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たえなかすず
黒傘の中に茅ヶ崎閉じ込めるあの夏の日を頭上に投げて
4
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詠み人知らず
「あんぶれら」告げる彼女のくちびるに陰なしひどくまぶしい日傘
6
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わらこ
本当に女子力のあるあの人は「女子力」なんて言葉を知らない
5
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三沢左右
春の夜に似合はぬコート真黒ければ星に灼かれてひらやかにあれ
14
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半格斎
薄衣をはがすがごとく春雨や名殘りの雪を融かし集めむ
14
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紫苑
行く川の流れは絶えず青柳の辺に過ぐる日は美しきオフェリア
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