卯月のお気に入りの歌一覧
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数千の死を踏みしめる足の裏 あなたは海にもう還れない
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おおしまゆきこ
もろもろと崩れて溶けてゆくわたし 真夏の昼は影ばかり濃い
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遠井 海
おかわりを勧めるような気軽さで三人目は?と尋ねられても
18
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詠み人知らず
千度超す鉄塊色の沈む街 あしたのことは保留にしよう
19
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みなま
曾祖母は裸足で倒れていたと聞く即死であれと願ふ夏の日
18
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紫苑
病廊を曲がりきれない風のありかけぬことばの錆びてゆく午後
19
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夏恋
わたくしが望んだものを君はくれ何も奪ろうとしませんでした
15
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もぉりもり
ぬばたまの宇宙の果ての屋台にてそっとつまんだ月のきれはし
3
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あき
どのように春を過ごせば良いでしょう梅も桜も愛でぬあなたと
31
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紫苑
自裁する上臈のごと散りゆけるさくらは永遠の証しをしらず
7
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紫苑
電池切れし玩具のごとく遊びゐるすがたのままに仔猫寝ねたり
14
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あまおう
今日もまたあなたのメール来ないまま「午前零時をお知らせします」
27
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紫苑
音のなき宇宙をゆけばエーテルの匂ひのしたり百色眼鏡
10
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アンリ ミネ
ガニメデの軌道で落とせ彗星の来る年になって泣いていたなら
4
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しづく
「表情の豊かな子ね」とほめられて違う、あたしはそんなんじゃない
19
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詠み人知らず
ふるさとの小さくなった公園で 少女のわたしが泣いていました
24
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本間紫織
ケンタッキー・フライドチキン 君もまた空を羽ばたく夢をみたかい
3
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はな
朝5時のマックでひとり反省会 次は正しい恋をしなくちゃ
25
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芳立
北極星に声はとどかぬそにどりの青いスピカは光りつづける
15
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あき
我が家には猫などいないはずだけどフロントガラスに残る足跡
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