卯月のお気に入りの歌一覧
塔
新品の手帳にしるしを書く いつか星になる日の 海になる日の
6
もっと見る
みなま
訪問者厭わぬ猫に洗濯機修理の人の立ち去りがたし
15
もっと見る
紫苑
紺青の空に飛び立つ薬包紙やさしき蝶のかたちにてあれ
24
もっと見る
みなま
一周忌までが悲しいああ今日はこうしていたなと思い出すから
30
もっと見る
紫苑
次はいつと小声に聞けば無造作に手帳をたぐる指さきにくし
26
もっと見る
祐鈴
「とりっくおあとりーとめんと」と笑う子ら弱酸性で洗ってしまえ
17
もっと見る
みなま
曝された紫煙亡き後白猫は白さを増しぬ白くまた白く
12
もっと見る
詠み人知らず
改めて君に宿題出しますね 孤独というなら独りで生きろ
17
もっと見る
紫苑
ユリノキの朽ち葉のかをりおそあきの疎ましき死をさそうてやまず
15
もっと見る
日向猫
携帯に執心の母とゲーム機に見入る息子は概ね他人
24
もっと見る
祐鈴
大昔、好きだった人を見かけたよ。死ねばいいのに、あの日の私。
9
もっと見る
詠み人知らず
えいえんのあいとかないよほんとうのわたしをしればきみはでてゆく
9
もっと見る
夏恋
あの人もこの人もどこへ行ったのかまた会うことも有るのだろうか
10
もっと見る
詠み人知らず
ぁあ友よ生きる理由は無いのです かつ死ぬための自由も同じ
13
もっと見る
ビビ
嗚呼 そうだ ひとりぼっちじゃないことに気付いて静かに眠る満月
13
もっと見る
もぉりもり
めらめらとわたしを撫でるてのひらを水にも火にも似てると思う
14
もっと見る
たんぽぽすずめ。
強さとは目立たぬ物だ台風が過ぎて咲きだす桔梗の如く
15
もっと見る
只野ハル
真実は記憶の中で変容し時に真逆になるものと知る
15
もっと見る
紫草
口閉ざし夫は隣の部屋へ行くわかり合うこと投げ出すように
21
もっと見る
紫苑
埋もれるやうに歌集を読みふけりいまひと駅を乗り過ごしたり
21
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[45]