薄荷のお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
まだいけるまだ大丈夫山茶花はせいいっぱいに花片広げて
10
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紫苑
ぬばたまの宵闇けぶる川の面に降るさくらこそ愛しかりけれ
10
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紫苑
さくらさくら詠ひあふこそ愛しけれものぐるふゆゑ降り来るさくら
9
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村上 喬
この雨を両手で受けて寂しいと呟く君へわたすパラソル
18
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詠み人知らず
「さようなら」行かないでとも言えぬまま移る景色にカーテン引く手
6
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紫苑
肩ぐちをそと叩くがに頑張れと言はるるゆゑの浅きつよがり
4
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キリノ
指先を濡らす雫の冷たさに受話噐下した冬の待合
7
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紫草
暖かき空気満ちたる春の夜の雨の匂いをわが羽織りたり
23
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ほの香
嘘でもなく本当でもない愛受けてさみしさかをる沈丁の風
16
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紫草
しらじらと街の灯りの消ゆる頃月は滲んで疲れていたり
21
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詠み人知らず
水色が好きだと言ったあの人は何時も私に涙をくれた
35
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へし切
咲く花も散る花と知ることわりを思ひて己が生き様を問ふ
48
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紫苑
あはあはと谷折りのうち夕づつのうすくれなゐにいらふる聲は
6
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デラモルテ
株分けしモネの睡蓮地に根附き畫布を彩る倉敷の街
53
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詠み人知らず
底冷えの小雨の朝の通勤路 傘一個ぶん 離れるこころ
19
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詠み人知らず
寒風に揺れる緑のしずくあり あざみの頭に芽吹く双葉よ
26
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へし切
若ければ春を愛する人となりこころ焦がして恋するものを
29
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小林道憲
日一日陽差しさしこむ窓辺より たわみたる竹の跳ね起きる音
19
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あき
占いが、進めば吉とつげるのであなたを好きになってみました
16
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横雲
春の夜の舞ふ花びらや面影に見はてぬ夢と月の立ち添ふ
7
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