詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
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ほの香
iの字の 印象日の出 海の面に 光と空気 色と織りなす
6
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みなま
寒空をわたり帰ってくる吾子にシチュー炊きおりニンジンいれて
9
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舞
北国にもう雪虫の降る頃か咲く花もなきふるさとの冬
8
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舞
名無き星群れるごとくに団地の灯その一つには待つ人のあり
12
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午
もみじいろのフリースをきた百歳の焼きいもをみる星のような眸
1
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まがね
ドリア1つ買ってスプーンの数聞かれ君と分けあう姿が浮かぶ
7
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恣翁
落日は 徐々にその影拡ぐるに 今 休息の中に入る浜
20
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葵の助
リロードをし続ける指先ひえる 人が嫌いと呟いたあと
4
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詠み人知らず
一番を義務づけられた重圧に 復讐してやるビリになるんだ
17
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芳立
まだなにも支度のすまぬ夜を越えて南に高くかけるオリオン
10
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芳立
けやき葉を散らしはじめて小春日は問ひただしをりわれに覚悟を
9
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日向猫
厳しいと覚悟の上で空を見る ぽっかり開いた冬のはじまり
18
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あき
安らぎはサザエが連れていきました。風呂に入って、もう寝なければ。
8
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恣翁
空低く 牛の伏すがにゆったりと 水平線に佐渡の横たふ
26
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五穀米
雨空にシャネルの口紅よく映えて手続きにゆく公の窓口
5
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五穀米
放心の半日の後パンを焼く明日書類をつくる為には
3
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あき
君がその背中の羽で飛ぶ気ならこのスカートはやめるべきだな
25
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詠み人知らず
あなたとは触れることなき漸近線 いつかは針でつついて繋ぐ
12
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詠み人知らず
帰り来る日向の匂う少年の 「今日ね僕ね」を待っているのだ
12
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