詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
芳立
求むれば得ぬ長旅の夢さめてもとよりなにをわれ求めけむ
12
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住川幸
天板に流した生地の泡沫が星図に見える秋雨の日々
7
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住川幸
野分前 羽がないこそ飛ぶ意味があると信じて断崖に立つ
3
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詠み人知らず
約束の時間を過ぎて君を待つ駅前好きと嫌いは同義
1
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南 瑠夏
天上に蟻はいないと君は言う赤きダリアを弄びつつ
3
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おおしまゆきこ
来年の話をしてる六個入りパック卵の上の文字列
14
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おおしまゆきこ
冬枯れの田に風紋が描く景色 蒼き夜には砂漠のようで
3
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詠伝
精神科私のカルテに「鬱」の文字シメの彡部はワルツのリズム
11
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芳立
ゼネストも辞さぬ構へだトナカイの深夜手当をめぐる団交
10
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ほの香
白き陽を七つの彩にプリズムが分けし如くにこころ読み解く
8
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ハル
ふわふわのオムライスにもネコを描く少ししょっぱいくらいがいいや
7
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ハル
「母親に似ているのね」と言われるのが嫌じゃなくなっていく二十歳
7
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みやこうまし
色混ぜし山の紅葉の日に照りて裾野に描く秋の曼荼羅
16
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詠み人知らず
をとめらのにぎやかに餃子包みをり席がへ運の愚痴こぼしつつ
5
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紫苑
よこたはる吾を抱き入れてアヌビスのかひなのごとく地下鉄の音
9
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詠み人知らず
陸上部書道選択少年の墨濃く書きし文字「絶好跳」
7
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詠み人知らず
句読点時のながれに打つごとく日曜日ごとともす蠟燭
3
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みなま
深い夜静かなため息つきながら他には何もとあなたはいうの
16
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村上 喬
つめあとの消えのこりたる北国に羽毛のごとく雪はふりおり
23
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キノシタサトル
十七億五千万年後の朝に天気予報がおしまいになる
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