花撫のお気に入りの歌一覧
nmbakfm
楽しさに紛らわしても手のひらにふと舞い降りる淡い淋しさ
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なな生
優しさや温和がウリの彼の目は諦めたよな色をしている
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ほたる
電柱の天辺にいる三日月を誰かのぼってつかまえてきて
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詠み人知らず
現象を言い表せば「秋来ぬと」 風の密度の僅かな高さ
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あき
このくちで編んだ呪いはするすると空気にとけてあのひとが吸う
129
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日向猫
冷たさと遠さを映す濃い青の秋空はもう思い出の中
18
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十六夜
吹く風に 君の居場所を 尋ねても 屆く返事は モミジひとひら
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南美帆
逢いたいと打つことさえも憚られ携帯眺め夜も更けにける
7
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たんぽぽすずめ。
教会のステンドグラスをば照らす道の聖母を踏めぬ夕暮れ
18
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はとのこ
「ただいま」にこたえる音ないリビングに ことのはポツリどんぐりと置く
1
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芳立
黒髪をゆふのあかきに時を得で春のとなりの恋ぞおくるる
7
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舞
朽ちるまま散りゆく花に音も無く五月の雨が弔いて降る
11
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浅草大将
しなの路や春はあさまの煙さへ薄くれなびく花の咲きそめ
11
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銀ねず
わがままはさんざん聞いてあげたから今度はほんとに死んでちょうだい
4
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ケンイチ
野にこころ晒していつか深まりぬ秋にとり撫づ月影の痕
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ふみまろ
迷うたび違うあなたに会えたのはかくれんぼをしたこの町でした
18
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ふみまろ
冷え切ったフルートを食むくちびるでふれれば夏のかなしき果汁
11
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キタハラ
「だれかよりしあわせになりたい」なんて思わなければしあわせなのに
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キタハラ
いつかまた奇跡みたいにすれ違う魔法をかけて君とさよなら
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キタハラ
少女らの黒いローファーきらきらとまだ悲しみは知らなくて良い
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