花撫のお気に入りの歌一覧
詠伝
人とひと、まっすぐな線で結ぶことしかできない私に星はやさしい
3
もっと見る
潮月繁樹
夕凪の茣蓙となりたる瀬戸の海 テトラポットで獨り立ちみる
50
もっと見る
南 瑠夏
うつくしきをうつくしきままに滅ばせん蝶を飾った夏の本棚
5
もっと見る
南 瑠夏
曇り空海への電車に飛び乗って僕らの憂鬱を捨てにいこうか
4
もっと見る
詠伝
空っぽのクッキーの缶にしまうのは明日に連れてゆけない私
4
もっと見る
裕二
あさがおのみずで染められしごとき朝の世界を歩いていたり
4
もっと見る
舞
あの詩はまだ好きですかその声で詠んでください僕逝く時に
6
もっと見る
ひの
彼にだけ響くイルカの歌声となれ我満たす七割の海
6
もっと見る
詠み人知らず
すれ違う一瞬そっと目を閉じる あなたが通る 風を感じる
14
もっと見る
inosann
工場の日陰でくつろぎ見上げては宇宙をみていた若き瞳は
16
もっと見る
みなま
奪われしものもあまたにあるけれどそこから生まれ出るもまたあり
12
もっと見る
都季
真夜中に2弦の切れる音がしてストラトは黒く月光浴びる
7
もっと見る
きりあ
瓦斯燈と運河と倉庫その闇に君を眠らせ頬寄せる月
19
もっと見る
きりあ
鈍色の空より落ちる六弁の花よおまえは何が悲しい
59
もっと見る
きりあ
幻想の海は波音たてて碧ここにはいない夏の恋人
14
もっと見る
裕二
リトマス紙にきみのなみだを落としたらどの色相を示すだろうか
6
もっと見る
裕二
行き先は水族館にしましょうか海には戻れぬ僕らですから
47
もっと見る
@
数千の死を踏みしめる足の裏 あなたは海にもう還れない
8
もっと見る
律
溜息をかたどったような薄荷飴 溶けても残る淋しさの余韻
1
もっと見る
inosann
損得にこだわる事を諌めるよう空気はただで吾を生かしむ
13
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
>>