花撫のお気に入りの歌一覧
紫草
純白を知るには色が必要で闇を知るにも光がいるよ
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もなca
満ちたなら欠けてゆくだけの月だからゆっくりでいいゆっくりがいい
10
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bgvillea
糸車手繰る少女の怨み言経緯の目を綴るねじくれ
2
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ほの香
父が逝く 心電計など見てないで その手を握っていればよかった
83
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ほの香
セザンヌの林檎は巴里の憂鬱でこの掌の球は紅き情念か
5
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午
すべてのこと置いてきました神様がいるという森の風のやわらかさ
1
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ひかげ
閉めるべき思い出のドア前にしてうつむいたままやりすごしてる
12
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午
赤銅の線路と車体に陽が淡く墜落のあとの見えぬふみきり
2
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葵の助
手を繋ぎふたり「せーの!」で飛び込めば巡る季節は螺旋のようだよ
2
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詠み人知らず
星冴えて凍てつく夜はぬくぬくと猫など抱いて眠りにつきたい
4
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ほたる
エジプトの駱駝の小瓶ふかみどり甘い香りの毒かもしれず
4
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恣翁
扉の前で 君の嗚咽を聞きつれば 其の儘 廊下に立ち尽くしけり
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ゆきほ
聖夜待つ光の雨に精神の死はセピア色だけを残して
3
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紫苑
エーテルのごと夢ひとつ流れ出づかごめかごめの閉ざされし輪ゆ
6
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ゆうくん
三分の あなたの歌を この街に 菫時雨の針を おとせば
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ヒナ・ヒナタ
星探すあなたの睫毛過ぎ去つた夏のにおいが消えないでいる
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紫草
二十日月しろじろ照らす水面なら舟を浮かべて君と歌わん
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恣翁
西日射し 家並の影のひたひたと 黒板塀を這ひ上がりけり
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五穀米
芍薬に開く季節を与えたる神のいませば夏はもうすぐ
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五穀米
満月に祈りし若きときのある賛美求めぬ密やかさ故
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