午のお気に入りの歌一覧
横雲
けふ冬至ノーチェ・ブエナの飾らるる窓辺に君の影偲びけり
3
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詠伝
我が心臓と覚えて抱きつ寒空を越してその身膨らませたる鳥
3
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詠伝
月ごとに吾は産める生きものかと疑ひてまた君に抱かれぬ
9
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詠み人知らず
雨上がり窓辺に朝日差し込めば光と戯れ咲くシクラメン
7
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詠伝
拭われし筈の雫また溢れつ甘やかなる刻手離し難く
4
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芳立
つひの葉ものこさず仰ぐ空いろに恥づべきわざはひとつだになし
4
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詠伝
遠くから届いた主人の命令で震えて温もる愛車のいじらし
6
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慶
チェレンコフ光がわたしのみずうみへ放つ青さを感じて眠る
11
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千葉万葉
山手線夜の車窓にうつるものクマと小皺とかわいいわたし
2
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詠伝
いとおしい貴方の眠りが安らぐよう蝋燭の灯を星へと還す
9
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高島津 諦
ほほえんでおこうなんにもいいことがないからきょうはほほえんでおこう
3
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芳立
晴らされぬ無念の影が真夜中にならぶ年金受給窓口
7
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詠伝
精神科私のカルテに「鬱」の文字シメの彡部はワルツのリズム
11
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恵
あの人の甘い短歌に寒き夜包まりながら眠りにつけり
15
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inosann
「アメーバのような歩みで良いですか」と吾を見送る妻に言う朝
13
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紫苑
立てひざのしんと冷えゆくかはたれに小声でうたふ「横浜リリー」
15
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高島津 諦
右左オールの重さが違っててメリーゴーラウンドになる小舟
2
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詠伝
あの人が撮った空の写真の良さわからないままイイねをつける
5
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詠伝
冬の雨傘をさす気にはなれなくてシャーベット状の地面を駆け抜く
4
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詠伝
欲しいのはあなただけだし音痴だしはないちもんめは得意じゃないです
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