いーぼのお気に入りの歌一覧
工藤吉生
このごろはですます言葉をつかわない職場でもヘイラッシャイラッシャイ
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工藤吉生
生きている状態なのかカラカラに茶色くなった草の寝そべる
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工藤吉生
遠くからバイクは唸るお前らも夜がやりきれないクチなのか
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工藤吉生
電線のわずかなたるみこのくらい余裕がないといろいろつらい
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工藤吉生
飛行船彼方に浮けば一日をその影響の元に過ごそう
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工藤吉生
異国語を話す二つの声が夜姿ないままゆっくり過ぎる
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工藤吉生
途中のみ見しアニメではヒーローがヒロインの名を飽かず叫びぬ
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工藤吉生
上を向きコンビニに行く空こそが唯一の自然物と見込んで
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工藤吉生
髭剃れば鏡越しの山なだらかに青と青とで連なっている
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工藤吉生
指のない手がグーなんて決めたのは握れる指のある人達だ
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工藤吉生
消防士が横から洗う消防車春の夕べのやさしい水で
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工藤吉生
ボルゾイにクラスノシチョーコフチョールヌイオッフェルトリウムプサルテリウム
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工藤吉生
あしづりの朝あさだちの朝ねむみあやまりびたす明日のはじまり
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工藤吉生
マジックで腕に直接書き込んだ時計によれば午後三時です
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工藤吉生
うぬぼれはオレを支える一本のえらく丈夫で長すぎる杖
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工藤吉生
全否定された生き方貫いてどこまでだって不幸になる気
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工藤吉生
戦場に細川たかしの笑い声ハッハッハッドカーンハッハッハッドカーン
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工藤吉生
ブレーキが雀の声で鳴く朝の長い下りの坂道を行く
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工藤吉生
自転車にクルマにそっちの人達に踏みつけられて木の葉晩年
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工藤吉生
四種類小袋つけば面倒なカップ麺だと嘆きたくなる
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