朔夜のお気に入りの歌一覧
音弥
降雪の洗礼をうけ草々は凍えひれ伏す冬至の回廊
25
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名鈴
今宵より 長かる夜は なかりけり 朝もどかしく 待つ侘び寝かな
12
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横井 信
一日のペースをずっとつかめずに星のかがやく冷たい夜空
12
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恣翁
続けたる透析治療に それなりの元気を貰ふと 賀状に記す
14
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滝川昌之
ほのかにと柚子の香残り寝床にも洗面所にも立つ冬至明け
19
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ながさき
生命が 永遠なれば 「生」と「死」は 表と裏の ひとつの姿
11
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ななかまど
憧れの百科事典はさびしくも壁の飾りとなりて玉無し
10
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Chico
「 倫 敦 ノ 多 葉 機 ノ 種 發 芽 セ ズ 」レジスタンスの男俯く
3
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横井 信
結露した窓からのぞく青空に白く染まった雪山ひとつ
15
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葛城
川岸に夕陰草の色褪せて雪に萎れし冬枯れの道
12
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灰色猫
白月の夜を冴え冴えゆく舟は天の銀河を遊泳せめり
11
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滝川昌之
大人でも誰かに頭撫でられてこの一年を認められたい
17
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橘
街路には枯葉もなくて寒々と歳の暮れ行くのみを待つかな
9
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わかばみち
いちいちと過去結びつけどこまでも追いかけてくる残像と戦う
6
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横井 信
冷えてゆく身体をぎゅっと抱きしめる師走の空に三日月のぼる
11
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ななかまど
堂塔の千年の息しずかなり奈良の都の秋の夕ぐれ
23
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ひよこ豆
目覚めれば会えなくなると知るきみほ優しく願う「音たてないで」
12
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うすべに
車椅子 妻思いやる老人の 背にほっこりと冬の陽そそぐ
10
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名鈴
よきものを 共に眺めて 守り合ひ うち語らひたし 許さるるなら
30
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滝川昌之
責任は鍵の数だけ重くなる束ねることも求められては
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