朔夜のお気に入りの歌一覧
ななかまど
珈琲の豆ひく音に微睡みて茶房の窓に白き雪みる
13
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河のほとり
おもかげに結ばぬ夢をかなへても月の光ぞ袖にこほれる
10
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滝川昌之
暗き世のピリオドとなれ望月よ願い凍てつく大晦日朝
20
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横井 信
新年の朝陽を浴びて詣で行くこころをあらう玉砂利の音
11
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恣翁
初恋ヤ 淡キ被写界深度ニテ 気付カレヌヤウ 君ニロックオン
11
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灰色猫
雷に裂かれてふたり別るともいつかは雨も虹を咲かさむ
13
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滝川昌之
兄と成る長男と待つ産院の廊下に猛き産声を聞く
23
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ななかまど
雪割りて春を告げくる福寿草色なき冬の命いとしく
16
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出羽守
その笑顔唯一無二のプレゼントあなたの幸せ永久にあれ
11
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草木藍
冷えきった躯湯舟に沈めれば湯のぬるみゆく初雪の朝
12
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Chico
椅子ひとつ( いまだ生まれぬぼくのため置くひとのゐて )そこに本読む
12
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名鈴
浮世絵の 母子は添ふて 共に視て 心通はす いと睦ましや
16
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灰色猫
冷え込みし冬至の夜は誰しもが柚子湯を思ひ帰路を急がむ
16
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横井 信
ゆっくりとのぼる朝陽のぬくもりに夜を照らした灯りは消えた
12
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滝川昌之
着飾ったブランドよりも嫁ならば飽きない無印良品がいい
15
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恣翁
哀しびを湛ふる青に 冬の陽の茜に澱む山浮かぶかな
21
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ななかまど
律儀にもフェイスブックが教えくるもう繋がらぬ友の誕生日
11
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滝川昌之
海面は気圧で上下に微動する「西高東低」浮く相模灘
17
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桃山
重たげに歩む姿は確実に母のいたわり滲み出ており
8
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葛城
幾百てふ夏に變はらず鳴く蝉の聲の繁きに今朝も目覺めぬ
10
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