祐鈴のお気に入りの歌一覧
恵
ゆっくりと脱がされてゆくワンピース我は揺蕩う金魚のごとし
32
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詠み人知らず
死の床に持ち込む日常重なって 新聞の束 読んでいるよね
9
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風花
「天才や」母叫びたり車内吊り広告の仮名読めた我が子に
23
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千映
今日も又 認知認知と耳と目に入る瞬間母が溜息
10
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へし切
「オン」と「オフ」切り替えつかぬ定年後 隠居生活 いまだに慣れぬ
28
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潮月繁樹
おはようで始まる今日の職場では繰り返されるイソップ童話
20
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詠み人知らず
その守備は豪雨に差した傘みたい 布は破れて 骨は砕けて
13
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愚と楽
肌も胃も心も荒れたそんな日は おかゆのような うた探しおり
21
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詠み人知らず
この骨が喉仏だと教えられ ごくりと唾を 飲み込んでいた
19
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あんとん
今日は優しく 冷凍のピザ 常温で 少しとかした のちに焼く
5
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守乃みさと.
スニーカー蹴って駆け出す屋上の五月の風は翼をくれる
43
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へし切
言問はぬ柚子は九年で花が咲く 何 なかなかに 惑ふ吾かな
29
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コーヤ
アメジスト神秘な色が肌を染め優しく包み心クリアに
11
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月虹
もう少し夢を見ていて良いですか夜明けの空は淡くにじんで
283
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林林
梅の実の収穫終われば弟の「生まれましたよー」電話がちょうど
26
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夢月
萎れゆく花の色にぞ我おもふ潤いなき身の褪せゆく心を
31
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へし切
射し込むる朝の光にてり映へて 流汗淋漓 歩くしあわせ
18
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林林
「土曜出のパパに夕食作りたい」野菜炒めは子ども達の味
17
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コーヤ
雨足が強くなる中紫陽花は鮮やかさ増し咲き誇るなり
21
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詠み人知らず
片翼でよくぞここまで飛んだよな 思ったときに 落下はじまる
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