備前 大輔のお気に入りの歌一覧
浅草大将
はつ雪のふるき都にしのはゆる今もすみ絵の君がおもかげ
12
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日向猫
雪花の風に遊びて輕びやか地に落つを厭ひ舞ひ上がる樣
28
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日向猫
橋という建造物を渡るとき意識の底に決断がある
18
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詠み人知らず
冬枯れた荒野に眠る倒木は霜が隠せし人骨思う
8
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ほの香
絵巻切断流転の佐竹三十六歌仙 復元本手に浪漫満ちる
6
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みやこうまし
人は人我は我よと守りきし孤塁の揺らぐ老いてこの頃
24
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詠み人知らず
今しがた闘い終えた兵士らの 呻きのごとく降る花びらよ
9
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芳立
みちゆきに過ぎつつみれば成りとげし一人の名ありとぶらひの門
3
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ほの香
黒髮に柘植のかんざし乙女子は伽羅を忍ばせ戀乃通ひ路
12
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芳立
うぶ声の漏るる窓にもかばね散る野辺にもおなじときはまつ風
7
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恣翁
明け遣らぬ舗道は凍てて 鉛筆で塗り潰すがに 黒く光れり
17
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小林道憲
まどろみてふと見し夢はいつしかの冬の夜の雨下京の雨
23
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紫苑
ゆふづつの化身にやある眉月をしたたる音のはつかひびきぬ
8
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浅草大将
風に雪にいく日をふりてまつ風にけふあらたまの春ぞ匂へる
18
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小林道憲
若者の禊終えたる紅に染まりし肌に粉雪の舞う
28
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恣翁
月浴ぶる裸身に 恥毛の粒子粗き翳ぞ 形を変へて映らふ
15
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ほの香
陽が回り異郷の地にも鐘が鳴る 時を味方に春に踏み出す
15
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恣翁
想ひ馳す 水平線の向かふへと 滑り墜ちゆく未知の球面
30
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詠み人知らず
生きている息していると言いたげに 宙らを指差す枯れ枝の群れ
25
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芳立
雪吹雪さては翼もあふられて二の字二の字に混じる一の字
8
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