片井俊二のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
寂しげな吾を慰めるかのような頷きゆれる水仙愛し
17
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矢車菊
伝へざる言葉よそれは花となり君の心の中にて咲かむ
10
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詠み人知らず
こつこつと涙も嘘も幸せも積み上げてゆく私の積木
18
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矢車菊
好きだよと告げられなかった弱さこそ受け入れなくては進めないから
7
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舞
何ひとつ誇れるものも無き旅に見上げて白し曙の月
9
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くぼたむすぶ
幾重にも折り重なったパイ生地の層に抱かれて今眠りたい
3
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矢車菊
思い出を手放すように種を蒔くぼくらに春が訪れるように
8
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ふきのとう
一面の雪景色のなか立つ鳥はやわらかき陽の空に飛びゆく
21
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秋日好
冬枯れの梢にかかる満月の ひとりの厨の窓を見降ろす
15
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光源氏
つれづれと雪降りしきる古里の明かしかねつる窓の灯し火
14
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矢車菊
連れてゆくことのできない大切の想いを空に返しにゆこう
5
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ふきのとう
良き年をの言葉を交わし手をふれば一筋の青は空に広がる
16
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まつり
思い出は美しくなっていくばかり あなたがいない街に降る雪
29
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富鴨
少年の高き声音は澄みにけり濁る心に溶ける涙は
18
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紹益
朝露の 朝日に消える 儚さに 今宵のことも 夢のまた夢
19
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詠み人知らず
クリスマスソング流れる街ひとり寂しき呟きサイレントナイト
12
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悠々
ふるさとの雪もて末期の水となし兄は看取りぬそのいもうとを
22
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亜貴
意味のない問いも涙も、思い出も、全部湯船にとければいいのに。
32
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矢車菊
灯を消そう 星を見るため いやむしろ見えないものを信じるために
74
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富鴨
君の背をぼんやり見つつ歩む夜降りゆく雪はスローモーション
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