只野ハルのお気に入りの歌一覧
きりあ
廃線を辿って先祖の墓参りわたしは如何に生きてきたのか
11
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きりあ
真夜中をぬって吹いていく風の音かのんやかのん子守歌だよ
8
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ほたる
後ろからフワリと肩を抱くような秋の気配の空気曖昧
4
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詩月恵
夜に書く日記や夜に詠む歌は恥ずかしそうに朝を迎える
30
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紫苑
洗ひ髪かわかぬうちの来客はいとはづかしく応へためらふ
10
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キタハラ
「不要」だと返送されたほほ笑みをめりめり裁断するシュレッダー
6
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竹本未來
余所行きのパフスリーブの内側をお台場の風すり抜けてゆく
11
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詠み人知らず
久しぶりここもわが家と思いつつ草をむしってお盆迎える
4
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紫苑
焼け焦げし聖像に問う 人間の狂気見すえる神の沈黙
12
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竹本未來
ステージに上がらないのも人生と三十路手前でようやく気づく
21
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たんぽぽすずめ。
ビル街に 切れ込む空へ お祭りの子らと紛れて 辿る浅草
11
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きりあ
青空よせめて届けて長崎へひとりで唄う長崎の鐘
10
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きりあ
砂浜に夏の匂いのさくら貝ひとつ残して秋の旅路へ
12
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紫苑
装束に使える古布を吾に示す寿三郎氏の目はあたたかく
5
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紫苑
「いしぶみ」を読み初めしときは「兄」なりし死者たちの歳をはるかに超える
15
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のびのび
台風が来るんだね的なぬるい風スカートの裾で感じる三時
4
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詠み人知らず
肩先にとまる蜻蛉にたましいの重さを求め歩く菩提寺
9
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falcon
灰ふるも人あらたまりめぐる夏 花はむかしの色に咲きける
7
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佐々一竹
鎮魂を空に捧げる 広島がヒロシマになるこの一日は
12
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きりあ
やがて思い出に変わるだろう今日を生きて生きて生き抜く人々
3
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